永田町の論理 Nagata-cho logic

 「安倍首相の言うことを聞かない閣僚がいる」と、
後見人を自任する自民党幹事長が怒っていますが、
それは、永田町の論理からすると、仕方ないことだと思います。
 永田町の論理では、「当選回数がすべて」でしょう。
だから、当選回数4、5回では、永田町では、まだヒヨっ子。
そんなヒヨっ子に、何ができる。
当選回数が多いベテラン議員は、そう思うでしょう。
これは、永田町では、ごく自然な感情でしょう。
 しかし、国民は、そんな永田町の論理を知りませんから、
「安倍首相は、リーダーシップがない」と思うのです。
 こういう場合は、官房長官に、大物を配置して、
閣僚にも党にも睨み(にらみ)を利かせる方式が、一般的でしょう。
 小泉前首相と比較する人がいますが、
比較すること自体が、無意味です。
 小泉前首相は、当選回数12回で、
言ってみれば、永田町の主のような人でしたから。
 もちろん、小泉氏は、当選回数12回という長い議員生活において、
自民党の激しい権力闘争を生き抜いてきたという実力もあるでしょう。

新装開店
 詳しくは知りませんが、
パチンコ店は、客の入りが落ちてくると、
新装開店と称して、パチンコ台の入れ替えをすると聞きます。
これで、客に飽きられないようにしている面もあるのでしょう。
 安倍内閣も、そろそろ新装開店をした方がいいと思います。
だいぶ、客の入り(支持率)が落ちてきたと思います。
こういう時は、パチンコ店のように、
台の入れ替え(内閣改造)をやった方がいいと思います。
 それにしても、悪い予感は当たります。
安倍内閣が発足した時、私の妻に、こう聞かれました。
「今度の安倍内閣、どうなの?」
「うーん、この顔ぶれでは、早々に内閣改造に追い込まれる」
「あら、内閣ができたばかりなのに、それでは失礼じゃないの」
「政治に詳しくない人は、そう思うけれど、
 政治に詳しい人は皆、私と同意見だと思うよ」












































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